エンジニアの職種が多様化したことで、どんな職種で働くかによって年収に差が出てくるようになりました。
そのため、エンジニアの平均年収といった形でおおよその数字を出すのが難しい状況になっているとも言えるでしょう。
この年収の違いは、仕事内容の難易度や求められる専門性はもちろん、職種に対する需要とも深く関わっています。
基本的に、需要が高い職種ほど年収が高くなる傾向にあるのです。
今後、IT業界の人手不足がさらに深刻化していけば、この傾向が加速していくことも予想できます。
需要の高いエンジニアの職種としては、安定した需要を持つWebエンジニアが挙げられるでしょう。
平均年収は、550万円〜600万円程度と言われています。
Webエンジニアの年収は、例えば習得しているプログラミング言語によっても異なるのが実態です。
そのため、仕事で年収をアップを図りたいWebエンジニアは、自分のスキルを見直してみるのも良いでしょう。
同じく需要が高いシステムエンジニアの年収は500万円〜550万円程度で、エンジニアの中では平均レベルの水準です。
システムエンジニアも担い手が多く平均がそれほど高くならない一方、経験や勤続年数によってバラつきが生じやすい傾向にあります。
20代〜30代前半の若いシステムエンジニアの場合は、400万円台のケースが多いようです。
今後の需要の増加が見込めるAIエンジニアは、590万円〜620万円程度と高いレベルにあります。
しかも、需要の増加と専門性の向上とともにさらに高くなっていくことが予想できるでしょう。